
▲院長 島田雄平(獣医師・獣医学博士)
東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了 |
 |
現在当院では、抗癌剤治療、人工透析、内視鏡検査、血液型ごとの輸血治療等々、人で行われている治療をできるだけ獣医医療に適応させるようにしておりますが、未だ人の最先端医療には遠くおよばないのが現状です。
私は東京大学大学院在学中(もう10年以上前の話になりますが)、博士課程の仕事として、Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)と言う核医学を動物に応用する仕事をさせていただき博士号を取得しました。
これは糖代謝、血流、神経レセプターの変化など目に見えないものを画像化すると言ったもので、人では臨床応用されており、近年では腫瘍の早期発見等に使われ始めていると思います。私がやっていたのは主に脳神経でしたが、その他にも心臓や、視覚神経をふまえた眼科疾患等に関してもお手伝いさせていただいたことがあり、こういったものにも応用可能です。
この研究は東京都老人総合研究所での仕事であり、獣医領域(大学)でやれたものではありません。それまでは大学の家畜病院(東京大学ベテイナリーメディカルセンター)で診療をしていたので、獣医の臨床でもそれなりに先端医療をやっているつもりでいたのですが、人の最先端領域とはかなり違っており愕然としました。現在でもこの検査法は世界的にも獣医領域ではやられていないのが現状です。
このように我々獣医がやっている臨床は大学ですら人の最先端医療には遠くおよばないものです。ただ獣医領域にも近年少しずつ新しい風が吹き込みつつあり、大学院時代の後輩(現在大学で臨床系の先生をやりながら研究していますが)と遺伝子治療、免疫療法、神経再生医療等の先端医療を相談し獣医領域への臨床応用を考えています。
我々開業医はあまり難しいことを言うと敬遠されがちなのですが、多少なりとも今後の獣医領域に貢献できるよう、また人医領域に負けないような本物の先端医療を志した病院作りを行っていきたいと思っております。
さくら台動物病院 院長 島田雄平
■院長履歴
| 1992.3 |
|
北里大学獣医学科卒業(病院研究室所属) |
| 1992.4 |
|
東京大学付属家畜病院(東京大学ベテリナリーメディカルセンター)研究生(東京大学獣医臨床病理学教室所属) |
| 1994.3 |
|
家畜病院研究生終了 |
| 1994.4 |
|
東京大学農学生命科学研究科博士課程進学 大学院在学中、東京都老人総合研究所ポジトロン医学部門にて研究生(PET:ポジトロンエミッショントモグラフィーを用いた動物の脳機能解析について研究)および東京大学付属家畜病院にて診療 |
| 1998.3 |
|
東京大学農学生命科学研究科博士課程修了(獣医学博士号取得) |
1998.4 〜2000.3 |
|
東京大学特定農学研究員として大学に所属また老人総合研究所ポジトロン医学部門にて動物の脳機能解析に関する研究継続 |
| 2000.4 |
|
さくら台動物病院開業 |
■award
| 1993 |
|
「犬の実験的尿毒症における血液透析と腹膜透析の比較」にて日本小動物獣医学会東北地区学会長賞受賞 |
| 1993 |
|
「猫の赤血病の一例」にて東京都獣医師会地区学会長賞受賞 |
|